【ヨガ教室】ヨガの歴史。発祥

e5b59696f1c441e3a20529ac1ae240e3_s.jpg


-はじめに
突然ですが皆さん、ヨガのことを単にポーズをとる体操、エクササイズだと思っていませんか?それはヨガの一側面に過ぎません。本来のヨガとは、哲学、宗教、精神、道徳、肉体などと密接に関わり、心と身体を調和するための全てのアプローチを意味するものなのです。今回はそのヨガの歴史を紐解いてみましょう。


■ ヨガの発祥はインド?


ヨガの発祥は、今から4500年前のインダス文明までさかのぼります。次世代への継承を繰り返し発展していき、ヨガの経典といわれる「ヨーガ・スートラ」が成立。ここに記されている内容はヨガの指針となっています。
日本ではヨガブームの到来、多様なスタイルのヨガが誕生し、現在のヨガ人口は100万人以上といわれ、その数は年々増え続けています。


■ ヨガの経典とは


ウパニシャッドから幾年もの歳月を重ね、「ヨーガ・スートラ」の誕生によって、ヨガの概念が確立されます。
「ヨーガ・スートラ」は、パタンジャリというインドの文法学者によって編纂され、2~4世紀ごろに成立したといわれています。内容は、主に瞑想による静的なヨガについて書かれており、「ラージャ・ヨガ(王のヨガ・ヨガの王道)」と呼ばれています。そして、ラージャ・ヨガを実践するための具体的な方法として、8つの方法が示されており、多くのヨガの修行者の道しるべとなりました。
「ヨーガ・スートラ」は、今でもヨガを学ぶ人たちの中ではバイブルとされています。


「ヨガとは心の作用の止滅である」という定義から始まり三昧に至るまでの具体的方法と思想が書かれています。
8支則「アシュターンガ」
ヤマ(禁戒)
ニヤマ(勧戒)
アーサナ(座法)
プラーナーヤーマ(調気法)
プラティヤーハーラ(制感)
ダーラナー(集中)
ディヤーナ(無心)
サマーディ(三昧)

ヤマ(禁戒)
アヒムサ(暴力をふるわない)
サティア(嘘をつかない)
アステーヤ(盗まない)
ブラフマチャリア(節操を守る)
アパリグラハ(貪らない)
ニヤマ(勧戒)
サウチャ(清潔を保つ)
サントーシャ(足ることを知る)
タパス(一生懸命行う)
スヴァディアーヤ(自己探求)
イシュヴァラ・プラニダーナ(祈る/自然と共存)


■ 日本のヨガの歴史


日本への最初の伝来は、806年唐より帰国した空海によって、瑜伽(ゆが)としてヨガが伝わりました。当然に、この頃に伝った瑜伽は、瞑想を基本とするものであり、現代のさまざまなポーズをとるようなものではなかったでしょう。その後、真言宗や天台宗の「護摩」、「阿字観」等の密教行法として、現在に伝わっています。


日本で初めてヨガを行ない、ヨガの教えを説き始めたのは、「中村天風」という人でした。
結核を患っていた天風氏は、病を治すためインドの山中でヨガの修行を積み、病を克服し悟りを開いたとされています。
その後、1950年代に入ると、「沖正弘」という人によって、日本にヨガブームが巻き起こります。沖氏は、日本ヨガ協会を設立し、多数の著書や講演で、ヨガを普及させるとともに、自分の研修したヨガを求道ヨガ(別名:沖ヨガ)と名づけ、その普及にあたりました。1970年代には、「佐保田鶴治」によって、サンスクリット語で書かれているヨガの原典が日本語に訳され、「yoga」は正しくは「ヨーガ」であるとし、彼の文献では「ヨーガ」と記されています。このような背景をたどりながら、日本でも「ヨガ」という文化が根付いていったのです。


-終わりに
現在日本でヨガをしている人は100万人を超えるといわれています。これほど多くの人に親しまれるようになったのも、長い年月をかけて受け継がれ、また新しい要素を先人たちが取り入れてきたからだったのですね。